【ファンレター】書き出しに困らない基本構成と宛名の書き方

結論：基本構成は参考程度にカジュアルにアレンジして親近感を出そう

手紙の基本構成

手紙の基本構成は 前文→本文→末文→後付け（→副文）

前文

本文

末文

後付け

副文

構成はゆるく参考にしつつ、ちょっとカジュアル寄りに書いて親近感を

手紙を書くときの基本構成をおさらいしました。

（前文）拝啓 春風にのり、花の香りが漂う頃となりました。お元気でお過ごしでしょうか。

（末文）花吹雪舞う季節、どうぞお健やかにお過ごしください。敬具

「拝啓」「敬具」は使わなくてもOK

界隈にもよると思うけど私の推しは声優です。そこまで礼儀やマナーに厳しい界隈ではないので、親近感を出すためにあえて「拝啓」「敬具」は使ってません。

宝塚など、作法やマナー、伝統を重んじる界隈である場合は使うと好印象かもですね。絶対使わないとマナー違反で失礼に当たるというわけではないので、心配しなくてOKです。

推しがどんな性格の方か、また推しの年齢なども考慮し判断しましょう。

もし、書く場合は「拝啓」「敬具」はセットで書く必要があります。「拝啓」と書き出しておいて「敬具」を書き忘れた…ということのないように注意しましょう。

【書き出しに迷わない】前文をカジュアルにアレンジ

春風にのり、花の香りが漂う頃となりました。お元気でお過ごしでしょうか。

• こちらでは桜が咲き始めました。
• 先日たんぽぽが咲いてるのを見ました。
• 梅雨に入って雨が多くなりましたね。
• 先日天の川を見ることができました。
• 暑い日が続いてますが、お元気ですか？
• 少し涼しくなって過ごしやすくなりましたね。
• ちょっとずつ寒くなってきましたね。
• 毎朝布団から出るのが辛くなりましたね。

…など

前文は相手を思いやる気持ちを表します。ファンレターの場合は少しカジュアルにアレンジしてもOKです。

簡単に季節の挨拶をすることで、書き出しにも迷わないのでおすすめです。

また「〇〇さん、こんにちは」などのシンプルな挨拶や「初めてお手紙を書いています」などの書き出しでもOKです。

食べ物好きな推しであれば「お鍋が美味しい季節になりましたね」や「夏が始まりましたね。冷やし中華食べましたか？」といった書き出しも面白いと思います。

【本文】ここがメイン！推しへの愛を詰め込もう

前文が書けたら、本文に思いっきり推しへの愛を書いていきましょう。

ただし、距離を縮めようとして推しの名前を呼び捨てにしたり、タメ語表現などは大人としてやめましょう。

• 舞台やドラマ、映画の感想（ラストの演技に感動した、〇〇のシーンで涙が止まらなかった）
• ライブの感想（歌唱力に圧倒されて感動した、衣装が似合ってた、ダンスがかっこよかった）
• 曲、歌の感想（歌詞、メロディに感動した、歌い方が色っぽくてドキドキした）
• 心が救われた言葉やセリフがあった
• ラジオやインタビューで言っていたことがとても共感できた

など…

末文も忘れずに

お手紙は用件を伝えれば終わりではありません。きちんと最後にも挨拶を書くのがマナーです。

ファンレターの場合、例えば…

• これからの一年が〇〇さんにとって素敵な一年になりますよう願っております
• 今後のご活躍も楽しみにしています。
• またイベントや舞台などでお目にかかれることを心待ちにしています。
• 改めましてお誕生日おめでとうございます。〇〇さんにとって素敵な年になることを願っています。
• 暑い（寒い）日が続きますのでご自愛ください。
• 過ごしやすい時節、いっそうのご活躍をお祈りします。

など…

後付けは左右どちらに書くか注意！

上から　

1. 日付
2. 自分の名前
3. 推しの名前＋様

です。さらに…

1. 日付は左端
2. 自分の名前は右端
3. 推しの名前は左端

に書きましょう。

日付

正式な手紙は「20〇〇年」や「令和〇〇年」から書きますが、ファンレターの場合は「○月○日」のみでOKです。

また、お誕生日祝いの手紙などは「○月吉日」と特定の日付を書かない方法もあります。

自分の名前

ファンレターの場合は事務所やマネージャーが封筒を開けて手紙だけをタレントに渡す場合もありますので、フルネームで自分の名前を書いておきましょう。

ただし、住所やLINEのIDが書いてある手紙は、事務所がタレントに渡さず破棄してしまうこともあるので、名前のみを書くようにしましょう。

推しの名前

相手の名前はなんとなく最初に「〇〇様へ」や「Dear 〇〇様」と書くイメージがある人もいるかも知れませんが、それは西洋式です。

推しの名前はリスペクトを込めて本文や自分の名前より少し大きめの文字で書きます。

そして、推しの名前は「様付け」で、必ず左端に書きましょう。

これは左端が行頭（あたま）、右端が行末（おしり）となるため、相手へのリスペクトを込めて、推しの名前は行頭（あたま）に。なので逆に自分の名前は行末（おしり）に寄せて書きます。

本文の中でも、推しの名前が行末に来ることはできるだけ避けて、逆に自分の名前が行頭に来ることを避けたりもしますが、ファンレターの場合はあまり神経質にならず、後付けだけ気をつけておけばOKです。

封筒の宛名

封筒（表）

もちろん推しが所属する事務所の住所を書きます。届かないと元も子もないので必ずホームページなどを確認して住所を書きましょう。

郵便番号

郵便番号の枠がない封筒は左上に郵便番号を書きます。

住所

郵便番号の下に住所を書きます。

また「気付」とは一時的な立ち寄り先や宿泊先に手紙や電報、荷物を送る際に使われる表現で「確実に相手に届けてほしい」という願いが込められます。

住所と宛名が合ってれば「気付」は書かなくても届くので、わからないときは書かなくてOKです。

もし「気付」を書く場合は事務所名の後に書き、改行してから推しの名前を書きましょう。

宛名

宛名も相手へのリスペクトを込めて、住所より大きめの文字で書きましょう。

封筒（裏）

自分の住所と名前を下中央に書きます。

ファンレターは便箋には住所は書きませんが、封筒の裏には書きましょう。万が一料金不足だったときは自宅に手紙が送り返されるので、料金を確認して再度送ることができます。

料金不足の手紙に差出人の住所が書いてない場合は、宛先に書かれた受取人が不足料金を支払うか、受取を拒否するか選択することになります。

受取拒否をされた手紙は「還付不能郵便」として、中身からも差出人が特定されない場合は処分されます。

まとめ

ファンレターを書くときは…